糖尿病

糖尿病

糖尿病糖尿病は、血液中に含まれるブドウ糖が多くなる高血糖の状態の病気です。インスリンが不足したり、またはインスリンが十分に効果を発揮できずに高血糖が続くと、全身のたんぱく質を糖化させてしまいます。糖尿病は、高血糖で血管に大きな負担をかけるため脳卒中や心筋梗塞などの重篤な疾患を起こすリスクが高まります。
さらに、糖尿病には失明や足の壊疽、切断、透析などの腎疾患といった合併症が伴う場合があるため注意が必要です。

増加している糖尿病罹患者数

日本における糖尿病患者は増加傾向にあり、糖尿病人口は1,000万人を超えているとされています。

糖尿病の検査と治療

糖尿病は、初期症状が乏しく自覚症状がほとんどありません。従って、進行してから気づく場合が多くい病気です。早期に発見できれば、心身への負担が少ない治療で進行を抑えることが可能です。健康診断などで糖尿病が疑われる場合や指摘された場合は、早めにご相談ください。
当院では、患者さんがストレスなく血糖値コントロールができるよう、患者さんの考えやライフスタイルなどに合わせて治療方針を決定し、生活習慣改善のアドバイスを行っています。

検査

糖尿病の早期発見には、定期的な血液検査が重要です。糖尿病は、健康診断で指摘されて受診するケースが多いですが、検診時の尿検査だけでは精密な診査と糖尿病の早期発見は難しいため、血液検査が不可欠です。肥満や高血圧、脂質異常症を合併しているメタボリックシンドロームでは、とくに動脈硬化を進行させやすいため、早めの適切な治療が必要です。
初期の糖尿病や糖尿病リスクが高い状態の境界型糖尿病の診断には、経口ブドウ糖負荷試験を実施しています。この検査で180㎎/dl以上の場合、将来糖尿病になるリスクが高いとされています。
適切な治療に加えて、定期的な検査が必須です。糖尿病による失明を避けるためにも眼科医を受診して定期的な眼底検査も必ず受けるようにしましょう。

血糖値の平均的な動きを調べる検査
血糖値は食事や運動の影響を受けて変動するため、血糖値検査1回だけでは正確な診断ができません。当院では、血糖値の平均的な動きを調べるために、ヘモグロビンA1c分析装置と血中グルコース測定装置を用いた検査を実施しています。これによって、食事や運動に左右されない過去1~2カ月の血糖値の平均的な動きを調べることができます。

治療

糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。生活習慣病による糖尿病は2型です。

1型糖尿病
肝臓のβ細胞が壊れてしまい、インスリンの分泌がほとんどできない状態です。インスリンを注射で補う治療が必要で、頻回注射法といって即効型インスリンと持続型インスリンを組み合わせた治療を行います。自己血糖値測定も並行して行います。
2型糖尿病
主に、肥満や乱れた生活主幹などによって発症する糖尿病です。インスリン分泌不全やインスリンが出にくい、インスリンが効きにくいインスリン抵抗性によって発症します。
治療は、食事療法と運動療法を行います。年齢や性別、体重、ライフスタイルに合わせてカロリー制限を行います。食事は、必要な栄養素を摂取できるようにバランスを考えることが大切です。
運動療法では、筋肉への血流が増進し、ブドウ糖が細胞に取り込まれやすくなり、血糖値を下げる効果が見られます。さらに、運動を継続することで、筋肉が強化され、基礎代謝が上がります。基礎代謝が上がると、インスリンの効果も出やすくなります。運動をやめてしまうと、効果がすぐなくなってしまうため、無理のない範囲で運動を続けるように心がけましょう。ただし、呼吸器疾患や高尿酸血症がある場合は、適切な運動方法が変わるため、必ず担当医師の指導を受けてから行うようにしましょう。
薬物療法は、作用や効果、服用のタイミングなど、患者さんによって異なるため最適な処方を行っています。患者さんのライフスタイルや要望を伺いながら行いますので、気になることがある方は気軽にご相談ください。

 

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